里山の再生

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

11月21日 (日)、しまだの里山30選をバスで視察し、気がつきましたが、島田市は、総体的に伊久美・相賀・川根地区など中山間部の里山 (裏山・田んぼ) は管理されているが、旧市内の里山 (畑・竹林) に、荒廃した里山が多いと、改めて感じました。

農家の高齢化と採算割れなどが原因と思われます。

過日、旧市内に田んぼを保有する70歳代のSさんが、当会を訪ねて来られ、600坪の農地が、跡継ぎが病気になりどうにもならない、と言う。

28日の、菜の花の苗の移植会が終わった後、やはり市内に200坪の畑を持っている80歳代のKさんが、訪ねて来られ、”いつ見てもきれいに整備しているね、是非自分の畑を、無償で使ってくれないか、とのこと。

理由は、やはり高齢化で、今すぐにでも、リタイヤーしたいとの事でした。

当会も、いい話なので乗りたいが、今でもアップアップしており、とてもOKは出来ない。

しかし、このままで行けば耕作放棄地になってしまいます。

島田市環境基本計画では、 ”里山の再生問題” を大きく取り上げて、官民をあげて、この問題を何とかしようと考えていますが、なかなか成果はあがりません。

当会のような活動が、市内のいたるところで起き上がってくれる事をいつも願いながら耕作をしているのですが。

写真は、菜の花の苗の移植をしている、当会の畑です。