温暖化対策の新技術

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

地球温暖化問題は、気象の変化による災害問題、食料問題、健康問題などあらゆるところに影響が出ています。

その元凶は、CO2の排出にあるのですが、まだまだこれからですが、温暖化防止に貢献する新しい技術研究が脚光を浴びています。

ノーベル化学賞を受賞した、根岸英一さんが、地球温暖化の原因となる、二酸化炭素 (CO2) から医薬品など有用な化合物を作り出す ”人工光合成 の実現を目指す研究計画を発表しました。

※ 光合成とは、植物や藻類が、CO2と水から炭素化物を合成し、酸素を出す反応をいうとのこと。

温暖化防止は、CO2を吸収する ”森林の保全” が重要であるが、今回の計画は、CO2を原料にして、社会に役立つ物を作り出すということだそうだ。

もう一つ、「ジオエンジニアリング」 地球温暖化を防ぐため、人工的に太陽光を反射したり、CO2を吸収したりする手法だそうで、日本語だと、「地球工学」 あるいは 「気象工学」 と訳されるという。

更に、燃料電池による電気自動車の急速な普及である。

燃料電池の原理は、水を分解すると、酸素と水素が発生する、逆に水素と酸素を供給する事で発電する事を利用したものであるという。

人間の知恵や発明・発見、その応用技術は、とどまるところを知らない、素晴らしいものがある。

森林の保全や、エネルギーの節約など、みんなで努力する中で、前記の技術が追いついて、地球温暖化防止ができれば本当に良いのだが、祈らずにはいられない。


出所)全国地球温暖化防止活動推進センター