菜の花が、原発汚染土壌の再生に

しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


しまだ環境ひろばでは、コミュ二ティ農園350坪中、280坪に 「菜の花」を栽培しています。


昨年は、140Kgの菜種を収穫して、825g入りビン 60本を搾油し、保育園への寄贈や、会員への有料配布を行い、使い終わった廃油は回収して、市の廃油回収システムに乗せて、BDF(軽油)→ ごみ収集車の燃料に活用してもらっています。


今年は2年目ですが、菜種のつき方が思わしくありませんが、昨年同様の工程を、今年も追っていくつもりです。


ところで、今回の東京電力福島第一発電所の、放射性物質の漏洩事故で汚染された土地に 「菜の花」 を栽培して、収穫した菜種からディーゼル燃料 (軽油) を、菜の花の根からセシウムや、ストロンチュームを吸収させて、土壌の再生をすれば、一石二鳥だと強調している人がいます。


1986年に旧ソ連ウクライナのチェルノブイリ原発事故が発生してから、今年は25年目だそうです。



汚染された農地で、菜の花で土壌を改良する試みが続いているという。


汚染された土地は暫く使えないのであれば、有効な手段であるが、搾油したディーゼル燃料や、茎や菜種の搾りカスから、放射性物質が出たのではどうしようもないから、しっかりと検証して頂きたい。



また、放射性物質のどれとどれが吸収され、どれが土壌に残ってしまうのかも検証されなければならないと思います。


菜の花栽培にチャレンジしている団体としては、「菜の花」が役立ってもらえれば、この上ない喜びであるのだが。