釣耕苑

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (3月15日 木) は、久方振りに、島田市大草の 「釣耕苑」 を訪れました。


来る3月18日開催予定の、市民環境塾 「しまだの里山30選をバスハイクしてみよう」 の下見が目的でした。


釣耕苑 付近は、”市民が選んだしまだの里山30選” の一つです。


釣耕苑」 は、明治初期に、現島田市川根町笹間地区に、庄屋屋敷として建造されたものですが、笹間川の河床の上昇で危険区域となり、建築文化の遺産として後世に残したいと、一人の民間人の熱い思いから、島田市大草の地に移築したものです。


残念ながら立ち入り禁止看板が立てられて、正門も、裏門も堅く門を閉じ、ひっそりとしていました。


苑主の鈴木社長が、突然亡くなりましたが、喪中開けには、新しい体制で再開すると聞いていました。 まだのようです。


鈴木社長がご健在の時、「釣耕苑」 の歴史や、イベントの集大成作業を一任され、懸命にパソコンに記録した頃が懐かしい。


そんな気安さもあって、門のすきまから入り、少し外苑を歩かせて頂きましたが、ごみ一つなくきれいに整備され、これまでと変わらず、幽玄の世界の中にひっそりとたたずんでいました。


「釣耕苑」 に少しですが関わった者として、本当に貴重な建築物であり、お茶会・句会・能・結婚式など何をやっても様になるこの建物を、何とか、後世に残したいものだ。


心、残しながら帰途につきました。


写真は、過日、市民環境塾で訪問した時の 「釣耕苑」 でした。