宇都宮市で、小水力発電

しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


昨日 (3月22日 木) 新聞各社が、また今日はNHKニュースでも、栃木県宇都宮市が、市内の農業用水に小水力発電施設を設置した、と大きく報じました。


今回の計画は、栃木県 「スマートビレッジモデル研究会」 の一環で、用水路の1.8mの落差を利用して最大2.5KW (一般家庭5戸位) の発電をし、電気自動車(EV車)の充電実証実験を進めるという。


将来は、EVトラックターにも利用する計画だという。


最近では、落差がなくても一定量の流れがあれば、発電する小水力用発電機が、M社やT社から発売されています。 


水力発電機もその性能をドンドン高めています。


静岡県でも、去る19日、「静岡県農業水利施設を活用した小水力等利用推進協議会」 がスタートしました。


しまだ環境ひろば」 も会員に応募し、市民の再生可能エネルギー創出意識の高揚と、仕組みへの意見具申や、施設ができたあかつきには、市民(児童)の環境教育の場の活用などで貢献していきたい、と思っています。


島田市には、今回実行した宇都宮市のような農業用小水路は、至るところにありますので、是非手を上げたいと思います。


宇都宮市のように、創出した電気をEVトラックターの充電に活用するなど、農業者への還元を高めていけば、農業水から創出した電気を、EV市有車や、街路地照明などへの転用の道も開けていくものと期待されます。


また災害発生時には、減災・防災拠点になることは、言うまでもありません。

写真は、宇都宮市の小水路と同じ規模の、島田市の農業用水路です。