ボランティア団体はどう変わっていくのか

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


年度末まで実質、あと一日 (実働) となりました。


今日 (3月29日 木) は、代表・庶務・会計役員が集まり、今年度決算と、新年度方針について話合いました。


しまだ環境ひろば の収入は、市からの委託事業と、助成金事業が主で、これらは始めから支出が決まっており、仮に余っても返還が規則になっており、収益は出ません。


事務所家賃とか、事務費とかは、会員の寄付に頼らざるを得ません。


従って、”弁当も怪我も自分持ち” とならざるを得ません。


運営費を稼ごうと、物を売ったり、買ったり、有料で貸したりすると税法上の収益事業ということで、収益額にかかわらず、法人市民税や法人県民税 (均等割) が課税されます。


従って、収益事業も下手にできません。


ボランティア団体の行き詰まり原因はこの辺にあります。


<行き詰まりの4大原因>

◆ 資金難◆ 会員減少◆ 後継者難◆ 高齢化


やるなら、本格的に収益事業をやって、しっかり人件費も払って、税金も払って、堂々とやるしかありませんが、公益事業をボランティアでやるという精神はどこかに行ってしまい、株式会社と変わらなくなり悩みます。


「特定非営利活動(NPO)促進法」 は、利益の分配は禁じているが、活動のための資金調達 (収益事業を含む) や労務費の支払いは認めています。


しっかり稼いで、しっかり活動を精力的にやりなさい、と背中を押しています。


ボランティア活動団体も変わって行かざるを得ない時代になってきました。


しまだ環境ひろばは、新年度から、少しづつこれまでの殻を破り、新しいやり方に向かって進もうとしています。