生ごみの資源化

NPO法人 しまだ環境ひろば 「ごみ分科会」 と 「事務局」 です。


今日 (8月19日 土) は、「さんさんボックス法」 による、生ごみ堆肥化 二次発酵作業を、当会 COOP島田店前のコミュ二ティ農園で行いました。


しまだ環境ひろばでは、会員と、農園市民参加者の有志を会員として、「さんさんボックス法」 による生ごみの堆肥化を行なっています。

<仕組み>

(1)会員は、農園に備え付けの、交換所にて、500円で支給した、さんさんボックスを持ち込んで、床材を適量入れ込んで家に持ち帰る。

(2)持ち帰った「さんさんボックス」 は、良く陽が当たる場所に置き、毎日、水を切った生ごみ (野菜や魚の骨など) を入れ、中の床材と、少しかきまぜる。

この作業を、生ごみの 「一次発酵」 という。

(3)毎日この一時発酵作業を繰り返して、ボックスが生ごみで一杯になったら、農園の交換所に持参し、一次発酵箱に移し、空になったボックスに、また床材を入れて家に持ち帰り、上記の作業を繰り返す。

(4)一次発酵生ごみを持参した時には、「交換所」に備え付けの、完熟堆肥(二次発酵品) を持ち帰り自家菜園の肥料として使ってもらいます。

(5)しまだ環境ひろば 「ごみ分科会」 では、会員から持ち込まれた、「一次発酵品生ごみ」 を、一定量まとめて、「二次発酵作業」 を行い、会員に、完熟堆肥を提供しています。

写真は、農園の生ごみ交換所 (二次発酵作業中) と、「さんさんボックス」 の見本です。

さんさんボックスによる一次発酵は、乾燥状態です。


「さんさんボックス法」 による、家庭での ”一次発酵処理” は、太陽にかざして、いつも乾燥状態になるので、臭いや、ハエの発生が極めて少ないことです。


市民のみなさん、一度トライしてみませんか。


今、島田市では、年間、13億円も使って、生ごみを始め種々のごみを焼却していますが、市民のみんなが、上記のような方法で、自立化 (自分で生ごみを資源化) すれば、ごみの焼却費は減って、もっと有効な道に予算を振り向けてゆくことができるのです。


そのために、現在、自立している市民団体 (ボカシネットワーク・川根婦人会有志・しまだ環境ひろば・海と町と里山くらぶなど) が、協議会を3年前に立ち上げて、先進都市の視察や、完熟堆肥づくりの勉強会をやってきました。


協議会の目的は、自立している仲間へ、市民を呼び込むことですが、なかなかうまく完熟堆肥を作るまでに至る人は多くありません。


そういう市民も、生ごみの分別収集くらいは協力しよう、とする市民も少なくないと思うので、そろそろ、”生ごみの分別収集による資源化システム” の構築をしていこう、と言うのが目的でした。


協議会は、そういう方向で進もうと思っているのですが、なかなかうまく進みません。


市民の皆さんは、どうお思いですか? ご意見をお寄せください。