地産地消推進連絡会

NPO法人 しまだ環境ひろば 「食生活分科会」 です。


今日 (2月4日 月) は、「平成24年度第2回島田市地産地消推進連絡会」 に参加しました。


本連絡会は、行政と、農業生産加工者と、消費者の集りで ”地産地消” を共通テーマとし、イベントや支援策の打合せや、情報交換を目的としています。


席上で、次の報告・案内がありました。


◆ 平成24年度の地産地消関連イベント (主に即売まつり) 開催報告
◆ しまだ朝市マップ (20ヶ所) の完成 3000部印刷・配布予定
◆ 野菜栽培講習会 2月15日(金) 16日(土)開催の募集案内
◆ 市・農政課 2月12日以降、市庁舎2Fへ移転予告
◆ 世界お茶まつり2013 5月2日(木)〜5日(日)の開催案内


情報交換の部では、次のような悩みが各団体から一様に発せられました。


◆ 各農業生産加工団体共、立ち上げてから十数年経ち、立上げ時点の気力もかなり低下し、高齢化・後継者難で極めて苦悩している。
◆ 売上も大きく減少している。
◆ パソコン・メールなど情報管理についていけない。
◆ 新しい作物に挑戦している会員がいるが、それをどう使って付加価値をあげるかその方法がわからない。 などなど。


恐らく、今日出てきた人は、その団体の役員であると思われますが、これは真剣に助けを求めている (SOS) だと受け止めなければならない。


しかしこの現象は、農業生産加工者ばかりではなく、島田市の市民団体は、どこも高齢者で、後継難で、あと数年で殆どの団体が衰退、消滅の憂き目にあると思います。


自治会(隣組)や、地区コミュ二ティは、特定地域の中でいわば順番制で隣組代表が選ばれて、それなりに組織を維持していますが、問題は地域を特定しない市民団体は、高齢化・後継難で苦悩しています。


第二の人生のスタートに際して、世の中への恩返しとか、これまで培った専門技術を使って地域での再挑戦意識が薄れてしまったのでしょうか? とにかく志を持った新入会者が激減しています。


今、市民活動の中核になっているのは、テーマ (例えばごみ拾い・生ごみ堆肥化・フリーマーケットの開催・里山保全・環境などなど) を特定して、地域を特定しないで、自主・自立して立ち上げて活動している市民団体です。


島田市には、300余の市民団体があるようですが、大部分は健全で・まともな団体です。


これらの団体をもっと元気良く、はつらつにする方法はないのだろうか。


市が活性化していくためにも、市を上げてこの対策を考える時ではないだろうか。