NPO法人 しまだ環境ひろば 「ごみ分科会」 と 「事務局」 です。
しまだ環境ひろば では、2ヶ所の耕作放棄地を開拓して、「市民農園」 を維持保全しています。
■ 御仮屋市民農園 約600坪
■ コミュ二ティ農園 約350坪
そこに参加し、家庭菜園をやっている一般市民は、35名ほどいます。
そこでは、殆どの市民が、市販の堆肥や、肥料を買って使っています。
このほかにも、島田市には、耕作放棄地を畑に再生して農業をやっている方が沢山います。
もし、うまく”完熟堆肥” ができれば需要は充分あります。
今、島田市には、生ごみを堆肥化している、市民団体がいくつかあります。
それらの市民団体の堆肥化の手法や、方法は少しづつ違います。
手段や方法は違えども、どこも技術的には確立しており、”完熟堆肥” ができる所までは実証できています。
しかし、どの団体も、会員数も、仲間づくりも、堆肥化量の拡大もできていません。
完熟堆肥を作るには、小まめな手入れが肝心です。
しかし大概途中で投げ出し、リタイヤーするのです。
どの市民団体も会員数が少なく、新会員の面倒をみてやる余裕がありません。
去る9月3日 「富士市のごみ行政の見学」 のバスの中で、島田市の生ごみ堆肥化に取り組む市民団体の今後の方途についてアンケートをとったところ、回答者 24名中、17名 (70%) が、「自団体の手法に拘らないで、連携したら良い」、との回答がありました。
一番良い方法 (コストも安く、手間もかからず、良質の完熟堆肥ができる) に統一して、そうして小人数の市民団体が助け合えば余裕が生まれ、新人会員の指導もでき、会員数も増えて行くのではないかと思う。
近日中に、どの団体の方法が優れているか、それぞれの団体の、手法や方法の調査を行い、その結果をもって、みんなで評価し、今後の方途について話合いをするきっかけづくりができればうまいな、と思っています。
先ずは、”生ごみを自立・自家処理する市民” を増やす。
生ごみの分別収集システム構築の検討は、それからでも遅くはないと思います。
写真は、過日の、「生ごみから堆肥をつくる体験会」 の様子でした。