9月度 静岡 生活情報交換会

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (9月20日 金 )は、「9月度 静岡 生活情報交換会」 に参加しました。


生活情報交換会は、団体や企業をリタイヤーした高齢者の集まりですが、趣味やスポーツだけの体験ではなく、早くボケないように、頭の訓練もしっかりやろうと、高齢者の勉強を目的に集まった、グループです。


いつも、”環境漬け” にならないよう、努めて異業種の方々と交流をしています。


今日のテーマは、「くすりのはなし」 で、講師は薬剤業界を知り尽くした、Sさんの講演でした。


講師は、出身や、過去のしがらみを乗り越えたSさんの話だけに、患者側に取って大変役立つ良い話でした。


◆ 「くすり九層倍」 とは、”くすりの原価×9倍=儲け過ぎ” ではなく、くすりは、使いよう (情報) によって何倍もの効用 (9倍) があるとのたとえであるという。


◆ くすりは、開発までに15年〜17年を要する。特許は20年で切れる。 くすりの開発はどこの国でもできるものではない。


◆ 後発医薬品 (ジェネリック医薬品) とは、特許が切れた医薬品で、一般名称を表示できる医薬品だが、特許は主成分だけであり、錠剤技術までは簡単にマネはできない。


◆ くすりには個人差があり、誰にも平等に効くとはいえない。


◆ くすりが効く仕組み (肝臓で分解され腎臓で排出される) や副作用を良く知ろう。


◆ くすりと食べ物には相互作用がある。


等々を今日は勉強しましたが、やはりくすりは、使う時はしっかり知識を持って自分でチェックすることが肝心だそうだ。


最後に、Sさんは、インターネット 「KEGG お薬手帳」 を開いて、その効用や、使い方を確認した方が良い、と説明し、講義を終了しました。