地球がおかしくなっている。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー担当」 です。


台風11号は、四国に上陸し、北上して日本海に抜けて、温帯低気圧になったが、四国を始め、近畿、東北、北海道にまで余波による被害が広がりました。


一つの台風が、日本全国にこれほどまでに影響するようなことは過去にあまりなかったと思う。


とにかく、地球がおかしくなっている事は確かな事である。


今年の6月に開催された、国連気候変動に関する会合で、中国が国レベルで温暖化ガスの排出基準を検討すると表明しました。


アメリも、温暖化ガス排出削減目標を発表しました。


これまで腰の重かった、世界の二大排出国が、一転して前向きな政策を打ち出したことで、大きな前進が期待されています。


中国も、アメリも、自国や世界に襲い掛かる、気候変動に漸く重い腰を上げざるを得なくなった、と言えます。


日本は、東日本大震災に見舞われて、原発の全てが停止している現在、火力発電所を総動員して、電気の供給をつないでいます。


エネルギーの総合政策が決まらない中で、温暖化ガス排出削減目標を決めかねていましたが、COP19 (昨年 2013年末 ワルシャワで開催された) で2005年比で、2020年までに、3.8%削減する目標を示しました。


今年末 (2014年) には、COP20が (ペルーで開催)、来年末 (2015年) には、COP21が (パリで開催) で予定されています。


COP21が合意の最終期限になっており、とにかく早く、世界の全ての国が合意した各国ごとの削減目標の達成に向けて努力していく事が、一日でも早く来る事を願ってやまない。