NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 です。
地球温暖化が進むことにより、種々の 「自然災害」 が起こってきた。
自然災害は、台風や大雨、干ばつなどに止まらず、農作物への影響や、病気の発生などが極めて憂慮されます。
これらは、地球温暖化による、気温の上昇によってもたらされる。
今、世界各国は、地球温暖化対策として、温暖化ガス排出量の削減に真剣に取組み始めましたが、それだけでは不十分として、気温上昇を見込んで、被害に備える 「適応」 に乗り出したという。
日本でも、専門家の協力を得て、「日本における温暖化の影響評価」 を纏めたという。
全部で56項目に分けて、「重大性」 「緊急度」 「確信度」を分析したという。
この中で、
■ コメは、北日本を除いて収穫量が減る。 ← 田植え時期の見直し、高温に適した品種導入
■ 果樹は、栽培に相応しい地域が北上する。 ← 高温適応性品種の導入
■ この他、洪水・高潮・高波・熱中症・感染症など緊急対策が必要とのことだ。
今年度末にフランスのパリで開く、「第21回 国連気候変動枠組み締約国会議 (COP21)」 では、この「適応策」 も含めて検討されるという。
地球温暖化対策は、「温暖化ガス排出量削減策」 に加えて、「適応策」 も話し合う、新しい局面になってきました。
とにかく、全ての国が参加して、「温暖化ガス削減目標」 を設定し、全ての国の英知を結集して 「温暖化に対する適応策」 の知恵を出してもらいたい。