批評家市民、指示待ち人間

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (3月24日 火) 日経新聞 朝刊 2面 コラム記事 電子版 この一本 に、愛知県 長久手市が、 「快適度」 「子育てなどがしやすい」 といった各種調査で 「日本一」 に輝いた話が取り上げられていました。


記事は、長久手市は、他の自治体と何が違うのか、を問いかけています。


人口流出が続く市町村の中で、長久手市人口流入が続いており、増えるだけのあらゆる施策を打っていると思うわけですが、市民自身にいろいろと諸問題を考えさせるように仕向けているという。


この40〜50年で、市民は、すっかり批評家になってしまったという。


いわゆる、会社で言えば、「指示待ち人間」 ばかりだということです。


批評はするけど、自分からは何もやらない。 指示がなければ動かない。


島田市に目を転じてみると、島田市の住民は、行政が決めれば従う、大変素直ですが、指示待ち人間が多いように感じます。


しかし、島田市も新しい市政になり、”市民に考えさせる” 機会や場の提供が前に比べると目に見えて増えてきました。


市のホームページには、その類の公募が常に掲載され、市民参加を促しています。


しかし、今の市民参加は、まだまだ声の高い一部の市民ばかりです。


長久手市のように、もっと市民生活に近い、日常の問題も、市民に考えさせたらもっと良い。


裁判員制度のように、誰でもいつかは必ず発言の場が当たる、全員参加の仕組みを考えたら良い。


市役所に丸投げする、人任せの風潮を徐々に直して行かねばならない。


人口が増え、財政が豊かな時代は、至れり尽くせりのサービスが用意されてきたが、人口減で税収が減ることがわかっているのに、未だに借金をしながら、高サービスを維持しているのが現在の実態です。


市民も、早くそれに気づかねばならない。


早晩、そういう時代が来るし、その時代を乗り切れる知恵を身につけた市民でありたいものだ。


指示待ち人間、批評家だけにはなりたくないものだ。