音声表現による日本語のおもしろさ

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (7月31日 金) は、某企業の、「夏祭り・講演会」 に参加しました。


講演は、「声のちからで自分磨き」 と題して、講師は、常葉大学短期大学部日本語日本文学科助教 の 宮本淳子さんでした。


冒頭、今日出席のみなさんは、既に自分磨きをしっかりやってきた方々だから、題名を 「音声表現に知る日本語のおもしろさ」 に急遽変えますと、話し出しました。


恐らく、話す内容は一緒だが、題材に幅を持たせようと、題名を急遽変えたのでしょう。


日本人は、無意識のうちに、日本語を高低差をつけて表現し、英語は、強弱をつけて表現しているという。


なるほどな、と思う。


日本人は、自分の声に自信を持っている人は少ないという。


  日本人 : 45% (自分の声に自信を持っている割合)
  外国人 : 70% 


日本人は、自分の声が好きだ。 自信があると言える人は少ないらしい。


日本語は、外国人にとって大変難しいとのこと。


同じ 「き」 でも、「キツネの き」 と 「キノコの き」 は 全く違うという。 


「キツネの き」 は、無声語で、外国人にはなかなか出せない音声だという。


日本人は、無意識のうちにできる。


静まりかえった様子を、日本人は、「しーん」 (擬声語) と表現するが、外国には、音のしないものを表現する音声はないという。


また、日本人は、「どんどん」 「すいすい」 「つるつる」 などなど、擬態語を良く用います。


日本語の音声表現のおもしろさは、ここにあるという。


人は、無意識のうちに、方言を使ったり、アクセントの違う言葉を発したりしているが、これを正すには、自分の発している言葉を、改めて聞きなおしたり、意識することだという。


そういう訓練をいつも心がけていけば、きれいな日本語を話すようになるという。


今日は、講師の持参した資料を読みながら、「発声練習」 や 「滑舌練習」 を大声で 練習しました。


お蔭で、短い時間ですが、話がうまくなったような気分になることができました。


ボランティア団体の事務局として、人前で話すことが多いので、今日は良い勉強になりました。