NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 です。
11月30日にフランスのパリで、「第21回 国連気候変動枠組み条約締結国会議 (COP 21)」 が開幕する。
それに向けて10月23日、地球温暖化対策の新しい枠組みを話し合う国連の作業部会が閉幕し、事務局は昨日 (10月30日) 、各国から提出された、温暖化ガス削減目標や対策を分析した報告書を公表しました。
1905年に発効した、「京都議定書」 は、米国や中国・インドが加わらず実効性を伴わないまま終了、ポスト京都議定書は、これまでの反省を踏まえて、全ての国の参加を優先しています。
目標の義務化を、自主的目標とした結果、今回は、日米欧に加えて、中国・インドなど新興国も、温暖化ガス削減目標を提出しました。
報告書は、各国が出した目標値では、2030年までは、温暖化ガスは増え続けると報告しています。
2100年までに平均気温は、2.7度上昇するという。
それでも、10月1日時点で、世界の温暖化ガス排出量の86%に当たる146カ国が、自主目標を提出したことは、大きな前進である。
COP21開幕までに、全ての国が削減目標の提出をすることを期待したいものだ。
目標値は、まだまだ期待値に程遠いが、京都議定書の反省を踏まえて、先ずは実効性が大事だと思う。
COP21の成功を期待したい。