雑紙をなぜ、「燃えるごみ袋」に入れるのか。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「ごみ 担当」 と 「事務局」 です。


島田市民は、平成18年、「ガス化高温溶融炉」 を受け入れた結果、ごみに関しては本当に寛容な市民になってしまいました。


それまで、生ごみ以外のごみは、細かく分別していたのに、その制約が一気に外れて楽になり、今や、市政に対する満足度は、健康対策や防犯対策を飛び越えて、「現状のごみ処理」 が、圧倒的にNO.1 です。


楽で、快適だからです。


しかし、紙やプラスチックを燃やしてしまうことに対して、「良いことだ」 と思っている市民は殆どいません。


今や、資源になるものは、「分別」 が常識です。


島田市では、新聞や段ボール、金属やカン・ビンの資源化率は、他の自治体と比較しても決して引けを取りません。


生ごみ」 と 「プラスチック」 は、時限が違うので別問題として、問題は、「雑紙」 です。


雑紙は、島田市の 「資源とごみの分け方・出し方」 の2頁に、分別の仕方がしっかり規定されています。


市は、雑紙は、”分別” するようルール化しています。


にも拘わらず、「燃えるごみ袋」 の中の、約30%は、雑紙です。


ルールがあるのに、それを守らないで、「燃えるごみ袋」 に入れているのはどういうわけでしょう。


現状は、2つの方法があるからに他なりません。 (燃えるごみ袋に入れても誰も指摘しないし、黙認されている)


市民は、「燃えるごみ袋に入れて出す」 という楽な方法を選んでいるのです。


今、世界が、地球温暖化の影響で異常気象に見舞われている中、「紙をどんどん燃やして良い」 と思っている市民はいません。


市民がやる気になれば、今すぐにでもできることです。


島田市民は、ルールも守らない程の寛容な市民になってしまったのでしょうか。


そんなことは決してないと思います。


新年度より、「雑紙の完全分別」 を、市民と行政が一致協働してやって見ようではありませんか。