NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今日 (6月22日 水) の日経新聞朝刊 38頁 社会欄に、明治安田生活福祉研究所が、今年3月に、全国の20〜40代の男女を対象に、”結婚観について” インターネットを使って調査した結果が紹介されています。
すなわち、20代の独身男女のうち、結婚したい人の割合は、
◆ 男性 3年前の67.1% → 38.7% (28.4%の減少)
◆ 女性 3年前の82.2% → 59.0% (23.2%の減少)
30代では、いずれも、3年前と比べて、10%以上の減少になったという。
◆ 男性 40.3%
◆ 女性 45.7%
男性が、独身でいる理由は、「収入が少ない」 、女性では、「結婚したいと思われる相手がいない」 だったという。
昔は、「一人ぶちは食えないが、二人ぶちは食える」 と良く言われたものだ。
昔は、20代でも、それまでの浪費さえ我慢し、共稼ぎをすれば何とかやっていけた。
20代の男女の殆どが、そういう気持ちになって競って結婚したものだ。
昔の若者にも、収入の不安はあり、その辺りの状況は今も昔も変わっていない。
なのに、今の若者は結婚したがらない。
今の若者には、そういうムードもないし、ましてや競う等という気持ちはない。
収入が少ないこともあるが、本当の理由は、収入ではなく別な理由があるのではないか。
調査は、もう少し深く、若者の結婚観を掴んでもらえたらと思う。
若い男女が結婚しない理由が、本当に収入ならば年齢別の配分をやはり是正すべきと思う。
これは、早急を要す重要課題だ。
他に、本当の理由があるならば、そこを是正しないと、打開できない。