高齢者の、運転免許更新手続き

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (7月25日 月) は、運転免許証更新手続きのため、島田警察署を訪れました。


過日、高齢者講習を受講し、高齢者講習終了証明書を受けていましたので、それを持参し、そのためいつもの講習はなく、視力の検査と写真撮影のみで、20分程で終了しました。


それにしても、高齢者の、高速道路の逆走」 や 「アクセルとブレーキの踏み間違い」 などの事故が相次いでいます。


特に高速道路の逆走事故は、その約半数が75歳以上の高齢者によるものとされており、制度の改正などによる対策が協議されています。


現在は、運転を継続するかしないかの大部分は本人の自己判断です。


現行の制度では、75歳以上の人は運転免許を更新する際に 「高齢者講習」 と 「講習予備検査」 と呼ばれる認知機能の検査が義務づけられており、この2つを受講しない限り免許の更新はできない決まりになっています。


講習予備検査では、認知症の進行度を3段階で判定しています。


認知症が最も懸念される 「第1分類」 になったとしても、過去1年間に信号無視や一時不停止などの違反行為がなければ、免許を更新できるのです。


この現行制度の問題点を踏まえて、警視庁がこの程発表したのが 「道路交通法改正試案」 です。


更新時に第1分類と判定された場合は、医師の診断が義務づけられます。


そして、診断で認知症と確定した場合は、現行の制度とは違い、過去に違反がない場合でも免許が取り消されます。


しかし、問題は、移動手段を取り上げられた高齢者の生活維持です。


しまだ環境ひろば」 の会員平均年齢は、70歳を越えていますが、まだ誰も免停を受けた人や、免許返上をした人はいません。


今や2ヶ所の放置竹林、2ヶ所の市民農園、1ヶ所の梅林などなど、活動範囲が広域となり、運転免許なしではとても機能しません。


認知症にならないように、また常日頃から交通マナーを守って、運転がこれからも続けられるように努力するしかないと、肝に銘じている今日この頃です。