NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今日 (9月1日 水) は、「防災の日」 です。
島田市では、今週の日曜日 (8月28日 日) 市内一斉の防災訓練を行いました。
第二小学校区の訓練は、集合場所に集まって、集まった人数だけを本部に報告するだけの実践には程遠い簡易訓練でした。
さて、台風10号は、迷走の間に勢力を伸ばし、東北気象台始まって以来始めて、東北地区に上陸し、甚大な被害をもたらしました。
規模の大きさが予測されていたとはいえ、河川の氾濫スピードが予想以上に早く、対策や早期避難が追いつかなく、油断があったようだ。
とにかく最近は、過去に経験のない大きな災害が多発しています。
経験したことがある人がそこにいれば、台風の規模を聞いて早めの行動を起こすわけだが、そうでなければ行動が遅れ、気が付いた時には時既に遅しとなる。
島田市では、昭和49年 (1974年) の七夕豪雨が記憶に新しい。
あの時は、過去に経験のなかった規模の豪雨が集中し、多くの中小河川が氾濫し、住宅に押し寄せて未曾有の被害が発生しました。
あれから42年、勿論知っている人は多いが、「まさかあんなことは二度と起こらないだろう」 という、記憶の風化が怖い。
島田市は、大井川に注ぐ中小河川 (谷川) が実に多い。
普段は、清流が流れ実に大人しいが、河川の許容量を超えた時はすさまじいことになる。
大雨が予想された時は、「大井川土地改良区」 さんが素早く、大井川用水路の水量を調整してくれるので、用水路からの溢れ出しはない。 <許容量を越えなければ>
しかし、いくつかある中小河川 (笹間川 伊久美谷川 相賀谷川 静居寺谷川 大津谷川 東光寺谷川などなど) は、水量の調整は事実上無理で、許容量を超えた予報が出た時は、早めの避難しかない。
前記、中小河川の周辺地域は、今回の台風10号を、「他人事」 と思わず教訓にして、備えを十二分にして置かなければならない。
最近、「相賀の里を良くする会」 に関わって、自然の素晴らしさを何の警戒もなく味わっていますが、いつも大人しい、「相賀谷川」 を見て、改めて準備を怠ってはいけないと強く感じました。