国民医療費、年間40兆円、1人36万円を聞いて
NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
厚労省は、9月28日、平成26年度に病気やけがの治療で全国の医療機関に支払われた医療費の総額 (国民医療費) が、前年度比7461億円増 (1・9%増) の40兆8071億円になったと発表しました。
前年度に続き40兆円を超え、8年連続で過去最高を更新したとのこと。
国民医療費は、国民が1年間に保険診療の対象として使った治療費の集計値です。
医科、歯科に加え、薬の調剤費や訪問看護の費用、入院時の食事代や生活にかかった費用なども含まれます。
40兆円の内訳を財源別でみると、保険料19兆8740億円(48・7%)、公費15兆8525億円(38・8%)、患者の自己負担4兆7792億円(11・7%)だったという。
国民1人当たりにすると、6400円増 (2・0%増) の32万1100円かかった計算だという。
年齢別には、65歳未満は、1人当たり17万9600円だったのに対し、65歳以上は、72万4400円だったという。
高齢者の医療費は、すさまじく多い。
厚労省は高齢化や医療技術の高度化などが増加の要因と分析しているいるようですが、国民の一人として驚き、反省が多い。
高齢者が寄ると、大概、医療や健康の話になるが、話を聞いていると、病院を日課のごとく訪れている人がいる。
胃カメラに慣れて来て最近は何かあれば飲んでいる、先生に会うのが楽しみになっているなどの話。
確かに健康の保持は大切だが、その都度高額の公費を要しています。
そのお金があったら、もっと若者に配分できないか。
内に籠っている時間があったら、ボランティア活動に参加してみませんか。
ごみ問題も同じですが、分別すれば資源になるものを、燃える袋に何でも突っ込んで、公費で焼いて、その便利さを味わった市民は、もう面倒な分別などには見向きもしない。
しかし、いつの日にか、そのツケは回ってきます。
そろそろ、目を覚ます時ではないか。