人口減対策「国民がその気になる国民運動」に!
NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今日(4月27日 木)のテレビ・新聞各社のトップニュースは、国立社会保障・人口問題研究所が昨日公表した日本の人口が、2056年に1億人を下回り、2070年に8700百万人になるという衝撃的ニュースだ。
2020年 2070年
■ 総人口 12615万人 8700万人
■ 高齢化率 28.6% 38.7%
■ 生産年齢人口割合 59.5% 52.1%
■ 出生数 87.3万人 50万人
■ 出生率 1.33 1.36
人口減少の最大要因の出生数は、2016年に100万人を、2022年には80万人を割り、2059年には50万人を割り49.6万人となるという。
人口構成は、65歳以上の人口が2020年の28.6%から2070年には38.7%へ、14歳以下は2050年に10%を割り込むという。
15歳~64歳の生産年齢人口は、2020年に見積もった7509万人が、2070年には4,535万人に、何と4割減(3000万人減)になるという衝撃的数字だ。
日本は、2070年に向けて人口減少社会に確実に突き進んでいく!
政府は、2060年代に人口1億人を維持する目標を掲げています。
そのためには、出生率を1.8%まで引き上げる必要があるが夢の又夢である。
出生率維持・向上、14歳以下の子育て支援、65歳以上の高齢者対策(年金・医療費等)、生産年齢人口対策(賃金アップ・働き方改革・外国人受け入れ等々)やらなければならないことは山積みだ。
問題はいろいろな対策を打っても、国民がその気にならないことだ。だから成果が出ない。
日本は「外圧」が無ければ変わらないと良く言われるが、今回の人口減は何もやらないで自ら招いた「内圧」である。
このまま放置すれば「じり貧」でしょう。
「ごみの減量問題」・「地球温暖化防止問題」等々どれも一緒ですが、便利さや楽チンが国民・県民・市民に染みついてしまって誰も真剣に取り組まない。
どうしたら良いか。
体に染みついてしまった行動を一つひとつ具体的に取り除き、正しい行動に変えて行くしかないのです。
例えば小さなことですが、紙くずを「クシャクシャと丸めてごみ箱にポイ」、このクセを「平たく伸ばして雑紙専用箱に入れる」という行動に変えていく。
大変な労力を要求しているのではなく、ちょっと行動を変えるだけで、今まで燃やしていたごみが資源に変わる。
この行動を国民全員が変えれば、物凄い量の雑紙が資源化する。
毎朝6:30分の「ラジオ体操」のように、国民運動(良い習慣)にすべきなのだ。
そうすれば悪いクセは自然に直っていく。
人口減対策も、男性の育児参加、育児休暇取得等々、悪い習慣や既成概念が国民に染みついている。
あの人は、育児休暇を良く取るね、変わった人だね。などなど。
これを100%払拭させるため、国民運動にすべきだ。
日本中、子どもは国民みんなで育てるという環境にすべきなのだ。
そうすれば人口は少しづつ増えて来る。みんながその気になる!、国民運動にすべきだと思う。