代替フロン(HFC)規制

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 です。


モントリオール議定書により、オゾン層を破壊する特定フロン (HCFC) の使用が規制されましたが、これに代わって、代替フロン (ハイドロフルオロカーボン HFC) の使用量が急増しました。


  ※ エアコンや冷蔵庫の冷媒として使われているHFCは、地球温暖化への影響が最大で二酸化炭素 (CO2) の1万倍だという。


この程、ルワンダで開かれた締約国会議は、代替フロンの生産量の段階的な規制を盛り込んだ改定案を採択して閉幕しました。


参加した197カ国・地域のうち20ケ国以上の批准で2019年に発効する手筈である。


日本では、HFCの生産規制をする法律はなく、新法の制定が必要だというが、既に各エアコンメーカーなどは、地球温暖化などへ影響の小さい冷媒を使用した製品の開発に動いていますので、近い将来、新代替フロンに大きく変わっていくものと思います。


筆者は、嘗て、エアコンメーカーの営業企画部門で、商品開発に携わった経験がありますが、当時、代替フロンへの切り替えで苦労したことを記憶しています。


今、また今度は、代替フロンからの切り替えの時代になり、隔世の感があります。


温暖化ガスの排出量を大きく規制した、「パリ協定」 を米国・中国が批准し、インド・EUなども批准を決定し、「パリ協定」 の発効は確定しました。


日本も、国会で批准し、来月の 「COP22」 の開催に間に合わせるという。


地球温暖化防止は、待ったなしだ。