何かが足りない。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


日曜日、月曜日の各新聞は、特集記事が多く読み応えがあります。


土曜日と日曜日は、市場も行政も休みであるため、ニュースが少なく、空いた紙面に一週間ため込んでいた話題や特集記事を掲載するものと思われます。


今日 (10月17日 月) の新聞記事の中に、


 ◆ 「起業家、3人に1人はシニア」 の記事


   中小企業白書によると、高齢者によるシニア起業家が増え続けているという話。多額の収益は得られなくても、定年前の仕事の経験などを生かして 「社会とつながっていたい」 と考える人が増えているという。

 
   起業するのも勿論良い事だが、地域社会に出ればやることがいっぱいある。 第二の人生を、世の中に尽くす気持ちのある人は、地域社会に出てきて、成果の出ない施策、無駄の多い仕事の改善や新しい仕組みの導入など山積しており、是非地域の改革に参画してほしい。


 ◆ 「東京都心で出生率が急増」 の記事


  東京都心部で出席率が急上昇している話。手ごろなファミリーマンションが相次いで建設、待機児童が少なく、手厚い子育て補助などのメリットが大きいとのこと。


  雇用・住居・子育てなどの環境が整えば、出生率が増え、人口増になるという当たり前の話だがここにヒントがある。


 ◆ 「四国に、すごいお母さんがいる」 という記事


   独力でフランス語を学び、フランスと四国の文化交流に奔走しているというお母さんの話。四国を訪れるフランス人が増えているとのこと。


   「何もない私でもここまでできた」 このお母さんの挑戦は、自治体や観光団体などに奮起を促す一方で、地域のために何かしたいと志す人々に大きな励みとヒントを与えているという。


島田市も、地域のために何かしたいと思い、活動している人はたくさんいます。 しかし、大きな流れになっていないのは、これをものにする何かが不足しています。


一昨日 (10月15日) も、「島田市 くらし・消費・環境展 2016」 には、そうした思いの団体が多数出展して、地球温暖化問題 ・ 防災問題 ・ ごみ問題 ・ 食生活の安心・安全などなどの問題提起と、その打開策を訴えました。


しかし、なかなかものにならない。 


成果が上がりません。


何かが足りない。


どうも、地域社会は、手段と目的を混同している人が多い。


手段をやれば目的 (成果) を達成していると勘違いしている人がいます。


成果という点で、ノウハウを持っている人は世の中にはいっぱいいます。


ビジネスの世界では、成果なしの仕事はすぐ切り捨てられます。


確かに地域社会は、成果だけでは測れませんが、成果のない活動をいつまで継続しても同じです。


目的を達成するノウハウを持った人がたくさん地域社会に出てきて成果を上げる必要があります。


人口減少時代! 無駄な仕事をやる余裕はなくなってくる。