「シングルタスク方式」

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


10月20日に、「仕事のパラレル化」 という題名で、ブログを書きました。


市民活動でも、いろいろな団体で、いろいろな活動をやっていると、パラレル (並列) に仕事を並べて同時進行しないと追いつかない、という趣旨のブログを書きました。


今日 (10月23日 日) の、日経新聞朝刊 日曜に考える版に、「問題を縦に並べる シングルタクスの実践」 という記事が掲載されました。


記事は、同時にいくつかの作業をするマルチタスク状態よりも、ひとつの作業だけを行うシングルタスクの方がはるかに効率的と、書いています。


今の時代、いくつもの問題が同時に起こることも多い。そうしたとき、私たちはつい、同時に複数の問題に取り掛かって一気に解決したいと考えがちだが、それはしない方が良い、という。


その理由は、いくつもの異なった作業をやるよりも、ひとつの作業をやる方が、ずっと集中力が高まるからだという。


これは、「問題を縦に並べる」 という対処法で、専門的には、課題に優先順序を付けることだという。


確かに、シングルタスクの方が、集中力が高まり、効率的仕事ができることは間違いないと思う。


しかし、ここには、仕事の納期」 という概念が抜けている。

いくら、市民活動でも、「品質」 と 「納期」 の2大条件は、絶対条件であり、管理して守らなければ生きていけない。


従って、納期が許せば、「シングルタスク」 の方が良いが、そうでなければ、「マルチタスク」 でやらざるを得ない。


マルチタスク」 の場合は、確かにしんどい。


問題や、課題、を並列に並べて、あっちにもこっちにも、目を配って、同時並行で進めなけらばならない。


今、市民活動団体の代表をやっている人達は、いくつかの団体の役員を兼ね、自治会の役員もやり、出身学校や会社の幹事をやり、とても 「シングルタスク」 方式では仕事にならない。


どこの世界でもそうであるように、地域社会でも、”できる人に仕事は集まる” 傾向は変わらない。


そういう人は、みんな、「マルチタスク方式」 = 「パラレル方式」 で仕事をやっています。


会社をリターヤーしても、「マルチタスク方式」 でやるのはしんどいが、そうしなければ仕事の納期が守れない。