「パリ協定」を後退させてはならない。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 と 「事務局」 です。


去る11月7日、第22回国連気候変動枠組み条約締約国会議 (COP22)」 が開幕しました。


それに先立って、去る4日、産業革命前からの温度上昇を2度未満に抑える目標を掲げた、「パリ協定」 が発効しました。


昨日 (11月15日) は、「パリ協定」 の批准国による初めての、「締約国会合 CMAI」 が開幕しました。


この会議では、「パリ協定」 の具体的ルールをつくることを確認する会議です。


しかしながら、早々と批准した、「米国」 の挙動に世界が注目をしています。


新大統領に当選したトランプさんが、選挙演説の中で、「自分が当選したら米国は、パリ協定から脱退する」 との発言をしていたからです。


温暖化ガス排出国 NO.1と、NO.2の 「中国」 「米国」 が早々と批准し、発効に弾みがついたと評価されていた矢先の、米国の不穏な動きです。


「締約国会合」 では、世界各国から、トランプ氏へのけん制の声が上げられているという。


折角、ここまでに漕ぎつけた、「パリ協定」 を後退させては絶対にならない。


日本は批准が遅れて、今回はオブザーバー参加であるが、力強い発言をして、「パリ協定」 の前進の役割を担ってもらいたい。