人づくりは、市民に考えさせることから始まる。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (12月2日 金 PM) は、久方ぶりに島田市議会 (平成28年度 第4回定例会 一般質問) を傍聴しました。


M議員が質問した、「市民参加の会議について」 興味がありました。


現市政は、4つの基本姿勢を掲げ、公平、公正で市民の声が届く市政の実現を一丁目一番地に据えています。


「市民参加のまちづくり」 は、いろいろな形態がありますが、中でも市民を交えての会議は重要です。


何故ならば、目的も無しに市民の不満を聞く会と違って、会議は、何かを徹底するためか、何かを決めるために意見を聞くためか、何かを決めたいためか、いずれかの目的があるからです。


M議員から、会議の種類がいろいろあるが、その定義を質したところ、「定義はない」 との回答でしたが、確かに分かりにくいので、整理をして使い分けをして行く必要があると思う。


有識者を集めての、「審議会」 「審査会」 は別として、一般市民が参加する会議は、現在は一般的に3つに分かれているのではないか、と思う。


  ◆ 連絡会 (現状を報告したり、決まったことを伝達し徹底する会)

  ◆ 意見交換会 (案に対する意見を求める会)

  ◆ 実行委員会 (企画段階から、市民と行政が同じテーブルについて検討し実行していく会)


現状は、「連絡会」 や 「意見交換会」 が多いが、市民が望んでいるのは、「実行委員会」 への参加であると思う。


市民参加の形態にはいろいろあるが、やっぱり決めたことが実行される喜びが大事だ。


日常生活の中で、小さなことだが大事なことがいっぱいある。


行政からの押し付けではなく、市民に案を検討させ、実行させる。


市民、自らが決めた事だから、スムーズに実行に移されていく。


例え、うまくいかないことが起こっても、市民が手直しするだろう。


うまく運んだ時の喜びはひとしおとなる。


これが、市民の自主・自立・共助となって、人はできて行く。


人づくりは、市民に考えさせることだと思う。


押し付け型では、人はできない。


日常の小さなことから市民に取り組ませて、自信を持たせること = これが ”人づくり” であり、人づくりの早道であると思う。