人材募集と仕事場(空き家)確保

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


静岡県の人口減が深刻になってきました。


島田市も同様です。


そこで、静岡県は、「ふじのくにに住みかえる静岡県相談センター」を東京に開設したり、 「しずおか移住応援団」を各地に設置したり、いろいろと手を打っています。


島田市も、地域づくり課を中心に島田市への移住対策を打っています。


しまだ環境ひろばが支援する、「相賀の里を良くする会」 には、某IT企業が支店を開設したいと、人材募集と仕事場確保を求めています。


ところが、条件はそろっているのに、人材も、仕事場確保もままなりません。


確かに現在は、人の売り手市場になっていますが、好条件だと思います。


一方で仕事場は、都会である必要はなく、むしろ自然に恵まれた相賀地区に求めてきているのです。


相賀地区は、現在20軒以上の空き家がありながら、いざとなると賃貸契約まで行きません。


なぜか?


 ◆ 先ず、地主さんが経済的に困っていないこと。

 ◆ 親族・地縁の了解がとれない。

 ◆ 仏壇・位牌が空き家に設置されている。

 ◆ よその人が住みつくことに対する近所への気兼ね などなど



これらが複雑に絡み合って、いざ話を付けようとすると難航して進まない。


県も市も、空き家対策や、移住と空き家応援などいろいろと手を打っているが、なかなか進まないのは、このあたりのきめ細かな相談に応じ切れていないのではないか。


これらは、地域独特な事情がゆえになかなか行政も介入しずらいことではあるが、ここをのりこえない事には、空き家の活用の対策にならない。


早急に、空き家の増加原因の究明と空き家の活用について、地域の有識者や遭遇している住民に集まってもらい、根本的な打開策を講じる時だと思う。


これでは、折角の田舎への企業進出 (人材募集と仕事場確保) の話が逃げてしまいます。


人口減が叫ばれている中、関係者は、弊害を取り除く努力と、都市と田舎の交流事業を真剣に取り組まなければならない。