高岡市の行政サービスの値上げを聞いて

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日 (2月21日 木) のテレビニュースで、富山県高岡市が、公共施設の利用料金や、バスの乗車料の値上げを発表したという。

市の言い訳は、北陸新幹線の開通に期待した、高岡駅周辺への莫大な投資が原因だという。テレビは、整備された駅舎と周辺ひろばの風景とは裏腹に、閑散とした高岡駅周辺の商店街の様子を写していました。

市民へのインタビューは、「駅にお金をかけ過ぎた。」と報じていました。

 

これから、公共施設やバスの利用料に止まらず、水道料金やごみ処理費など、次々と行政サービス料の有料化や値上げが打ち出されていくものと思います。

 

この典型が、破たんした夕張市ですが、国の管理下に置かれて行政サービスの有料化や値上げに苦しみ、まだ続いています。

企業も同じで、利益を出さない工場や支店は、本社の管理下に置かれて、毎日のように計画の見直しを要求されて、針のむしろにいるようです。

 

島田市は、まだそこまでは行っていないと信じますが、明らかな過剰サービスや、無駄なサービスがいっぱいあります。

新しい投資案件がいろいろありますが、夕張市高岡市のようにならない前に、サービスの見直しを実行すべきと思います。

過剰に提供されたサービスの見直しは、一朝一夕ではできません。

そのためには、自主・自立できる市民づくりであり、そういう人づくりが地道に必要です。その役目を、市民の先頭に立っている、「NPO法人」 や 「市民活動団体」 に

託されたらどうか。

5年前、新市政のスタートは、それを目指し、市民もそれを支持しましたが、どこまで進んでいるのでしょうか。

もう一度原点に帰る時です。