どんな市民団体でも遭遇する悩みと負担

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

しまだ環境ひろばは、基本的にボランティア(無報酬)の環境活動団体です。

 

従って数年前までは、「怪我と弁当は自分持ち」を前提に、出動費も移動費も自己負担でした。

 

しかし、草刈機やチエンソーの燃料費、活動保険代、通信費・コピー代など事務費等、共通費まで個人で負担する人は流石にいませんでした。

 

仕方なく、役員が頑張って、助成金を申請をしたり、小さな営業活動で稼ぎ、共通費を賄って来ました。

 

NPO法人化を契機に、会員の個人負担は一切なく、経費は全て会の負担に変えて今日に至っています。

 

資金を得るということは、助成金を貰う場合でも、活動の出来映え(品質)と、納期(期限)を問われます。

 

ましてや、小さな営業行為でも、資金を得る場合には、品質と納期はもっと問われます。

 

どうしても束縛され、遊びの世界ではなくなります。

 

それだけ役員が頑張っている証拠であり、また頑張らなくてはなりません。

 

しかし、その役員が、それに負担を感じ始めたら、その会は終わりです。

 

後継者が現れれば別ですが、大体の場合いません。

 

しまだ環境ひろばは、今や悟りの時期に差し掛かり、あとはできる範囲で運営を続けて行くことを申し合わせ、この問題を棚上げしています。

 

さて、しまだ環境ひろばが、支援をしている、「相賀の里を良くする会」は、発足から丸4年で今、一部役員が負担を感じ始めています。

 

助成金や小さな営業行為で、品質や納期確保の面から負担になり、苦しくても元のボランティア活動に戻りたいということのようです。

 

どんな会でも必ず遭遇する現象ですが、そこで諦めた団体と、それを乗り越えた団体とは将来の差は歴然でしょう。

 

近い内に、どちらかを選ぶことになるでしょうが、どちらを選ぶのでしょうか。

 

それを決めるのは、地元の役員クラスでしょうが、正念場に差し掛かっています。