ごみ問題は、市民の意識改革が必要

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(2月8日 土 pm) は、自治会の衛生委員会として、「雑紙分別促進検討会」を開催しました。

 

あくまで、実行計画案づくりの前の、現状の意見や要望を聞く会です。

 

委員の構成は小人数ですが、年齢層(高齢者・若者)・家族構成(独居・夫婦・子供 孫との同居など)・地区・団体経験などなど、幅広い意見を期待してバランスよく選びました。

 

先ず、委員の家庭の現状の、雑紙の分別方法を聞きました。

 

自家庭で雑紙の分別・排出を行っている委員と、雑紙とはを良く理解しないまま、燃えるごみ袋に入れて排出をしている家庭に二分。

 

雑紙とは何か、雑紙も資源であることが徹底されていない。

 

一方、全国の自治体の古紙 (ダンボール・新聞・雑誌・雑紙) の分別とその排出方法について、ホームページを覗くと、原則は種類別分別と排出をうたいながら、実態は回収車の積み込みはごちゃまぜで回収されてしまっているようだ。

 

ごちゃまぜで回収しながら、処理業者が後で種類別に分けているという自治体もあるが、本当の所は分からない。

 

種類別分別・排出は建前で、実態は分けられないのが本音ではないのか。

 

雑紙は、他の古紙と分けて、紐で括って出せと言われれば、めんどくささが先に立ち、ついつい燃えるごみ袋に入れてしまっているのが実態のようだ。

 

ダンボール・新聞・雑誌は仕方ないが、雑紙は分けろと言われれば非常に面倒だと考えられているようだ。

 

この辺に、重要なヒントがありそうだ。

 

もう一つ、今日は重要なことが提起されました。

 

委員の中に、食育推進協議会の役員経験者がいて、島田・藤枝・焼津でそれぞれの地区で料理講習会を開いた後の、ごみの処理で、

 

 ■ 焼津市藤枝市は、生ごみ・プラスチック・紙は全て違うごみ袋へ分別、島田市は、燃えるごみ袋にごちゃまぜに一緒に入れて一発で完了。

 

 ■ 島田市のごみ処理の楽さが際立っているが、環境問題を考えると、”恥ずかしさ”を覚えるという。

 

島田市は、今、燃えるごみ袋に多くの雑紙の混入と、水でぬれた生ごみの水分除去の是正を市民に訴求していますが、「住民の意識改革」が必要だと、今日の意見交換会で強い意見が出ました。

 

しかし、秘訣や特効薬はない!

 

ごみ袋の大幅有料化の前に、雑紙の分別と生ごみの水分除去は、辛坊強く訴えて行くしかない。

 

今日は、訴求をして行くに当たっての重要なヒントが出た。

 

今日の検討会の意見を参考にして実行計画を立案し、役員に提起していきたい。