NPO法人 しまだ環境ひろば 「ごみ 担当」 と 「事務局」 です。
世界は、新型コロナウイルスの話題一色です。
外出をしないこと、人と接触をしないことが、コロナウイルス感染拡大防止への最大協力です。
よって、学校や職場の給食場の多くが閉鎖され、食事の主体は家庭に移されています。
生活用品(食料・生活雑貨)の買い物は、外出規制の対象から外れているので、食品スーパーは混雑しています。
食品スーパーでは、保存の効く、「カップラーメン」や「乾物類」が、通常の1.5倍ほど売れているという。
保存食の多くは、「プラスチック容器」に包まれています。
筆者は、生ごみは、「腐葉土式」で堆肥にして自家菜園で使い、雑紙は分別して資源ごみの排出日に排出、白色トレイは、スーパーの回収箱へそれぞれ排出していますが、一般のプラスチック容器は、どうにもなりません。
部屋に置いてある、「ごみ箱」は、プラスチック容器でいっぱいです。
とにかくプラスチック容器は、ゴワゴワしてかさ張り、手に負えません。
島田市では、プラスチック容器は分別していないので、「燃えるごみ袋」に入れて排出するしか方法はありませんが、燃えるごみ袋は、プラスチック容器でいっぱいです。
重量は軽いが、かさ張るので、恐らく市のごみ収集車も、運搬回数が増えているのではないか。
一度、体積の計量もすべきではないか、と申し入れましたが、その必要はないとのことでした。
今、世界では、海洋を漂う「マイクロプラスチック」が、大きな問題になっています。
一人当たりの使い捨てプラスチック使用量は、第一位が米国、第二位は日本である。
海洋プラごみの総量は、現状のペースが続くと、2050年までに約10億トンに達し、全ての魚の量(約8億トン)を上回るという。
マイクロプラスチックは、動物プランクトンを介して魚が食べ、当然巡り巡って人間の体内に取り込まれて有害物質が内蔵に溜まり、種々の病気のもとになります。
このため、先ずは、
■ プラスチック容器(カップ・ビニール・レジ袋など)の製造削減、代替品への切り替え
■ 買わない。貰わない。
■ 已む無く製造したものは、100%リサイクル
■ 燃やしてしまうのは最後の手段だ。
この努力が、メーカー、研究者、流通業者、消費者レベルで、削減のための種々な取組みが始まっています。
しかし、そのスピードは鈍い。
今回のコロナ問題で、社会や経済は大きく変わりそうだ。
環境改善問題もその一つとして、是非変わらなければならない。