NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
3日前、6月7日(日)日経新聞朝刊 経済教室欄に「ネット環境、高齢者こそ」の記事が掲載されました。
記事は、外出を自粛中のシニアが、パソコンやスマートフォンを介しておしゃべりをする「オンラインお茶のみ会」を4月から始めたというもの。
参加者は異口同音に、「2カ月ぶりに夫以外と顔を見て話せてほっとした」「ありがとうって久しぶりに言われた」などなど前向きな感想が多かったという。
今、高齢者は自宅に籠り、共感したり、感謝されたり、という社会的なつながりを失っているという。
高齢者は心身が弱り、一旦介護状態になれば元の身体を取り戻すのは難しい。
自治体も頑張っているが参加できるのは、ネットに精通している高齢者に限られる。
記事は、高齢者のネット環境の整備は民間の自助努力だけでは限界がある。産学官が一体となり、手を差し伸べる必要があると結んでいます。
四国の「葉っぱ事業」で一人の活動家が、農家のお年寄りにタブレットを配り、操作方法を教え、今では、葉っぱの種類毎の需要をお婆さんたちがタブレットを見て収穫し、見事な事業に成長している話題は記憶に新しい。
教えればできる。
医療費の削減のため、元気なお年寄りを作る活動は、体操・ハイキングも良いが、頭の訓練「オンラインお茶のみ会」は最適ではなかろうか。
学校と共に、お年寄りのネット環境を素早く整備したものだ。