高齢者の情報連絡に困っています。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

筆者の日課は、一日何回かのEメールの確認と返信、いくつかの所属団体会員との交信、しまだ環境ひろばのブログ更新、しまだ環境ひろば中溝町コミュニティ農園の維持管理、軽い散歩、週二回の生ごみの自家処理などです。

 

いくつかの所属団体とは、元会社のOB会、出身校の同窓会、市民活動団体など15団体位で、その内のいくつかは代表や事務局を担当しています。

 

殆ど75歳以上の高齢者団体です。

 

連絡網は完璧に出来ていますが、その連絡手段にEメール、SNS(ライン・メール・ショートメール)、FAX・電話を使い分けていますが苦労しています。

 

団体毎に、一方法に集約できれば誠にうまいのですが、これまで努力(説得)してきましたが、頑なに拒む人がいて未だに一方法に集約ができていません。

 

集約出来ない主な理由は、

 

 ■ 通信機器そのものを持たない人(電話とFAXのみ)

 ■ パソコンやSNSを持っていても、個人情報の開示を拒む人

 ■ 拒むのではなく、操作すら覚えようとしない人

 

新型コロナウイルスの感染拡大で国はいろいろな政策を講じても、国民一人ひとりに隈なく情報や資金が行きわたるシステムがなく、また行政も縦割りで旧態依然の前例主義が蔓延り、デジタル化の遅れが一気に露呈しました。

 

今、国はこの9月にデジタル庁を新設して、マイナンバーカードの普及を前提に、省庁間の縦割り行政や前例主義を払拭し、国民に等しく平等に情報や資金が行き渡るように仕組みを構築しています。

 

その基礎になるのが、マイナンバーカードと通信機器の保有です。

 

過日、生活資金の国民一律給付が滞り大混乱しましたが、今また新型コロナウイルス感染拡大を止めるワクチン接種の予約で混乱が発生しています。

 

これらの多くは、デジタル化の遅れに起因しているのですが、情報通信機器に疎い高齢者が足を引っ張っており、これに気づかない高齢者が多いことです。

 

四国の「葉っぱ事業」の生産者は、おじいちゃん・おばあちゃんが多いと聞きますが,

タブレット端末を与えられて、毎日どの葉っぱが需要が多いかをタブレットで確認して需要の多い葉っぱを収穫して組合に持ってくるようになっているという。

 

今では、おばあちゃんたちは、需要ばかりではなく相場もしっかり見ているという。

 

やればできる!

 

国は、義務教育(小中校)には、一人一台のパソコンの供給を決めました。

 

高齢者にも一人一台の供給と操作訓練を始めたらどうか。操作訓練は、詳しい高齢者に任せた方が良い。

 

高齢者の集まりで、楽しく愉快に操作訓練をやったら良い。先生はいくらでもいる。

 

完遂したら、これまでかかっているトラブル処理費が大幅に削減できる。

 

是非やってもらいたい。

 

そうすれば、苦労している高齢者団体の通信体制も一気にできる。

 

期待したい。