草刈りは一大仕事、どの方式が最適か。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(6月27日 土)も、農園の農機具小屋周辺の草刈りに、一人で出動しました。

 

しまだ環境ひろばは、2ヶ所の農園と、1ヶ所の竹林(整備して果樹園に)、1ヶ所の梅林を維持管理していますので、初夏~初秋は雑草の草刈りに追われます。

 

過疎化に歯止めをかけ、まちに賑わいを求めて立ち上がった、「相賀の里の会」も、耕作放棄地や古民家の維持管理のため、やはり草刈りが一大仕事です。

 

しまだ環境ひろばも、相賀の里の会も、数カ所のフィールドの草刈りを、常に景観を保ちながらどう効率的にやるかは重要な課題です。

 

数カ所のフィールドを、日を決めて全員出動したり、グループに分けて期間を決めて任せたり、いろいろな方法を試してきました。

 

後者のグループに分けて期間(最終日までには終わる約束)を決めるやり方は全く機能しませんでした。

 

ボランティア活動は、都合の良い日に、都合の付く人が自発的に出動するのが基本ですので、結局人任せで期間の中ならいつ出動しても良いという方式は、良さそうでいて全く進みません。

 

一方、日を指定して全員出動の場合は出て来るが、出動率は50%くらいです。

 

農業は、出動日や期間を決めるのは、所詮ナンセンスであることが分かっていない。

 

現在、しまだ環境ひろばでは、全く違う方法で、フィールド毎、1~2人を責任者として張り付け、維持管理の内容(出来映え)も期限(納期)も全て任せるやり方に落ち着いて、大変うまく行っています。

 

相賀の里の会は、全員出動方式から、グループ制期限制に変えましたがうまく行かず、現在はまた、全員出動制に戻っています。

 

どんな団体でも、世の中からは最低でも、品質(仕事の出来映え)納期(期限)は要求されます。

 

あのグループは、何もやっていない、草刈りもろくに出来ない等々、雑音も聞こえて来ますので、役員クラスは非常に苦労します。

 

結局、ボランティア活動に完璧を求めることはできません。

 

従って、品質や納期を守るためには、役員クラスがカバーし維持するしかありません。

 

しまだ環境ひろばは、設立以来17年、試行錯誤しましたが、今はフィールド毎の責任体制を確立し、会計も、出来映えも、納期も全て任せる方式で大変うまく行っています。

 

相賀の里を良くする会は、まだ発足7年目、まだまだ試行錯誤が続きそうです。

 

そこまで、役員クラスの我慢が持つかどうか。