「竹メンマ」に期待

NPO法人 しまだ環境ひろば 「水とみどり 担当」 と 「事務局」 です。

 

昨日(7月16日 木)、孟宗竹を使ってメンマを作った業者が、静岡市田辺市長を訪れ、「静岡メンマ」として商品化を行ったニュースがテレビ報道されました。

 

昨今、全国的に農家の高齢化や後継難と相俟って、孟宗竹による竹林の荒廃化が進み、茶畑や果樹園や雑木林が全滅する例が多く紹介されています。

 

また、豪雨により里山の土砂崩れがテレビ画面で報じられていますが、根を深く張らない、人工林(杉・檜)や、放置された竹林が対象になっています。

 

昔は、籠やはしごなどは、すべて孟宗竹から作られ調法されてきましたが、今は孟宗竹は完全にお荷物です。

 

島田市でも、茶畑や果樹園に侵入し、この十数年本当に困っています。

 

しまだ環境ひろばでは、島田市農林課さんに、「竹破砕機」を買ってもらうなど、放置竹林整備に傾注してきましたが、現在は、「伊太の八幡宮西竹林」を管理するだけになっています。

 

常時数カ所の整備を行っていた当時も、孟宗竹は切っても切っても需要はなくお荷物でした。

 

竹炭竹パウダーなどが僅かの需要でしたが、とても採算に合いませんでした。

 

当時は、「竹メンマ」などの発想はありませんでした。

 

ラーメンにのっている、「しなちく」がメンマの代表例ですが、しなちくに匹敵するような食感と、うまさが加われば非常に面白い。

 

とにかく、素材は掃いて捨てるほどあるわけだから、是非「しなちく」に変るぐらいの商品改良を進めてもらいたいものだ。

 

若竹を軽トラ一杯で、2万円位で買い取ってもらえれば、孟宗竹伐採のグループも喜ぶだろう。

 

商品改良を頑張ってもらいたい!