NPO法人 しまだ環境ひろば 「ごみ 担当」 と 「事務局」 です。
包装容器リサイクル法の省令改正により、国内小売業にプラスチック製のレジ袋の有料化が義務化され、7月1日からスタートを切りました。
多くの食品スーパーは、もう10年前から実施している店がある中で、コンビニ業界やホームセンターや大型家電店が最後までこれを拒み、漸く重い腰を上げて国内小売業の殆どの店が実施することになったものです。
実施できなかった理由は、
■ マイバックを持参する慣習がなかった。
■ ついで買い、衝動買いなど手ぶらの客が多い。
■ 自店だけ実施した場合お客を奪われる。
一ヶ月を過ぎ、この程大手コンビニ各社における、レジ袋の辞退は全体の7割に達していることが分かりました。
■ セブンーイレブン・ジャパンが75%
■ ファミリーマートが77%
■ ローソンが75%
スタートしてから一部で、有料を告げた途端に商品を置いて帰ってしまった、怒り出したなどトラブルも発生したようですが、概ね好スタートを切ったようです。
レジ袋は、プラごみ全体の2~3%で、プラごみ削減の効果は量的には少ない。
しかし、国を挙げてレジ袋の有料化に取組む重要な理由があるのです。
今、世界では地球温暖化防止や海洋を漂うプラごみが、非常に問題化しており、国はもとより企業に対する風当たりは非常に強くなっています。
これに真剣に向き合わなければ、相手にされない環境になってきました。
SDGs(持続可能な開発目標 誰ひとり取り残さない! 17の目標と169のターゲット)や、地球温暖化に鈍感な国は置いて行かれます。
従って、国も自治体も企業もみんな、SDGsや地球温暖化防止に懸命に取組み成果を出しています。
一番鈍感なのは、実は私たち「一般国民」なのです。
電気は大事に使う、紙は燃やさない、食べ残さない、等々やること・協力することはいっぱいありますが、今一です。
レジ袋の有料化は、少し我慢すればできる、マイバックを持参すればできる。
ここはみんなで一緒にやって見て、成果を出してみよう。
日本を訪れる外国人が、プラスチックごみで溢れている日本を見て驚いているそうです。
先ずは、すぐできる、小さなことからやってみよう。
そうして、痛みつけている地球を大事にして、子供たちが元気に暮らせる未来を作って行こう。
これがレジ袋有料化の目的です。