レジ袋の有料化から1.5年、定着しました。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨年(2020年)7月より「レジ袋の有料化」が実施され、今月末で1.5年が過ぎようとしています。

 

もっと以前から多くの食品スーパーは趣旨に賛同して実施していましたが、ホームセンターやコンビニが、サービスダウンが売上減を招くことを懸念して実施を拒んできました。

 

環境省の肝いりで実施したレジ袋の有料化は、未だに撤回や反対を叫ぶ人がいますが、漸く定着しました。

 

今や食品スーパーに買い物にいくお客で「マイバック」を持参しない人はいません。

 

コンビニでも約70~80%がレジ袋を辞退をしています。

 

廃プラに占めるレジ袋は1~2%と少ないことと、ごみの排出用のレジ袋がごみ排出専用袋に変わっただけで削減効果はないと、レジ袋反対や撤回を求めている人は主張しています。

 

レジ袋の有料化そのものは効果は少ないが、廃プラが及ぼしている、海洋汚染問題や焼却による温暖化ガスの排出量増加問題に対する対策の象徴のようなもので、可能なところからやってみようという、私たちの暮らしを見直す機会とする取組みです。

 

しまだ環境ひろばでは、もう10年前に「ごみ分科会」が中心になり、行政や事業者と協働して、島田市マイバック推進協議会」を設立、ふろしき講座やマイバック制作教室を開催し、市内8店舗のレジ袋有料化の実施に漕ぎつけ今日に至っています。

 

今、家庭から出る生活ごみの30%位がプラスチックごみ(箱・包み紙)で、その一部が海洋に流出し、一部は自治体の焼却センターで焼かれ大きな問題になっています。

 

レジ袋の有料化は、プラスチックの削減やリサイクルの徹底に向けて、私たちができる対策の第一歩です。

 

反対や撤回を求める人もまだいますが、私たちは迷わず、粛々と実行して行きましょう。