広報しまだ12月号羅針盤、染谷市長の決意を見て

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

広報しまだ 12月号 最終ページの市政羅針盤カーボンニュートラルに向けての島田市の挑戦」と題して染谷市長の方針が伝えられています。

 

内容は、去る3月に島田市は、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ宣言」をしましたが、実現に向けての染谷市長の決意が述べられたものです。

 

 ■ 具体的な方策は、現在策定中の「第三次島田市環境基本計画」に織り込む予定

 ■ 実現に向けたロードマップの策定も進める。

 

記事には、これまでの島田市カーボンニュートラルの取組み事例が書かれています。

 

 ■ 平成29年(2017年)川根温泉で自噴している源泉に含まれるメタンガスを活用した全国初の発電システムの導入

 ■ 平成25年(2013年)伊太地区の大井川用水路を活用した水力発電「伊太発電所を開設

 ■ 平成24年(2012年)伊太田代地区の市の土地を活用した太陽光発電「ソーラーパークしまだ」が稼働開始

 ■ 小中学校への太陽光発電設備の設置推進

 

平成30年の日本のエネルギー自給率11.8%の中で、島田市の令和2年度(2020年)自給率38%と高い水準にあるとしています。

 

 ※ 島田市のエネルギー自給率とは、市内の消費量に対し、市内で創出しているエネルギーの比率を云い、38%は全国でもトップクラスと言えます。

 

広報しまだ12月号 羅針盤(染谷市長のゼロカーボンシティ宣言)を読んで、エネルギー自給率が全国トップクラスあることは市民の誇りであり、この際エネルギー自給率100%(全国 NO.1)へ挑戦宣言してほしかった。

 

と言うのは、島田市再生可能エネルギー宝庫だということだ。

 

太陽光発電、景観を乱すような大規模発電は無理だが、新築住宅はまだまだ可能性がある。

 

一番可能性があるのが、大井川用水利用の「小水力発電で、市内には伊太谷川を始め幹線用水路が網の目のごとく張り巡らされており、国の規制緩和と助成があれば大きく伸びると思われます。

 

国も、カーボンニュートラルを宣言しており、再生可能エネルギーの創出には血眼になって取り組むと思われます。

 

現在は、民間の水力発電機の開発意欲水力発電所建設意欲を、国・自治体がその芽を摘んでいます。

 

染谷市長も羅針盤で、「小水力発電は水の流れを利用するため昼夜を問わず安定した発電ができるのがメリットだ」と強調しています。

 

島田市には、前述の伊太小水力発電所だけではなく、平成28年(2016年)に稼働した「細島小水力発電所」、1960年竣工した「川口発電所、1957年に竣工した「赤松発電所があり、島田市には水はたっぷりあり、その気になれば小水力発電所は限りなく設置できる。

 

要は、やる気になるかどうかだ。