地元小水力発電機メーカーとの情報交換

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(10月29日 金 pm)は、水力発電機メーカーの「S製作所」のS会長さんと、同社の発電機の仕様(用途・使用範囲・性能)、納入事例・課題・価格等々と、その他関連の情報交換を行いました。

 

水力発電は、5つの再生可能エネルギー(太陽光・風力・小水力・地熱・バイオ)の一つで、渓流や用水路の水を利用して発電機を回し発電するものです。

 

S製作所さんは、地元静岡県の発電機メーカーです。

 

島田市では、第二次環境基本計画の中で、懸案事項であった島田市地球温暖化対策実行計画」を策定し平成31年3月に施行、再生可能エネルギーの創出について示唆しています。

 

これに先立って、島田市では平成29年4月(2017年)に、地球温暖化への対策を地域から進めるために、国民運動の「COOL  CHOICE(クールチョイス=賢い選択)」に賛同して宣言を行いました。

 

また今年3月には、「カーボンゼロシティ宣言」も行いました。

 

これらの宣言を実現するためには、再生可能エネルギーへの意欲的取組みが欠かせません。

 

島田市は、これまで太陽光発電・小水力発電地熱発電等々を進め、市全体の再エネ比率は40%位と推定できますが、再生可能エネルギーの創出は自然に恵まれた地域の使命です。

 

  ■ 島田市既稼働小水力発電所:伊太発電所・細島発電所・赤松発電所の3ヶ所でいずれも大井川用水を利用。

 

太陽光発電が中心とはなりますが、市内に豊富に流れる「大井川用水路」を活用した小水力発電は、この十数年に渡って市民や議会や行政内でも話題になり、研究・検討が進められてきました。

 

もう視察や勉強会の時期は終わりました。

 

市内のどこかの用水路を使って、小さい仕組みで良いから先ずは実行してみようという思いは、市・事業者・市民団体で共有化されています。

 

今日のS製作所さんとの情報交換は非常に有効でした。S製作所さんが手がけた事例の規模・課題も把握できました。

 

 ■ S製作所は、マイクロ級(7kW)~200kW級まで品揃えができる。

 ■ 市・土地改良区・しまだ環境ひろばのバックアップを前提に、S製作所さんが事業主体になることも検討の余地がある。

 ■ 公の助成金の活用は有効だ。

 ■ 自家使用が最適、売電はハードルが高い。

 

近々、候補地の視察を行い、目的に沿った提案書(絵)を用意することになりました。

 

頑張ろう!