NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
しまだ環境ひろばでは、国営小水力発電所(伊太発電所)、県営小水力発電所(細島発電所)に続いて、市民(市民グループ)・事業者・行政の連携・協働による島田市独自の小水力発電所の設置に向けて事業主体探しに奔走しています。
しまだ環境ひろば自体が事業主体になる手もありますが、ちょっと荷が重い。従って興味を示す民間事業者さんと連携しようと考えています。
島田市は、「事業主体にはならないが、NPOや民間事業者が事業主体をやるなら最大支援をしたい」と、住民説明会や議会でも公表しています。
しまだ環境ひろばでは、地元の発電機メーカと協力して、候補地の探索や最有力候補地の測量などを終えて「島田川小水力発電事業計画(素案)」をまとめ上げました。
計画は、発電機を用水路に直接設置する簡易型である。
国や県管轄の用水路は「水利権」や「安全基準」が厳しくてハードルが高い。
よって市が管理する用水路を使うことになり候補地は限られますが、しまだ環境ひろばでは、島田川用水路に当たりを付けて測量を完了し、この程机上計算ですが創出発電量の設定を終えました。
要はこれから事業主体と連携して、発電量に見合う発電機等装置をどう選ぶか、資金調達如何によって発電機等装置をどう選出するかの検討になって行きます。
地球温暖化の危機が迫る中、省エネ・省資源、再生可能エネルギーの創出、脱炭素に向けた技術革新、森林の保全等々、温暖化防止対策は最大の課題です。
そんな中で、再生可能エネルギーの創出は、「太陽光発電」を中心に風力・地熱・バイオ発電が進んでいますが、一頃脚光を浴びた「小水力発電」が最近はサッパリです。
山が多い県・市・町・村には、用水路がいっぱいあり水はたっぷり流れています。
これを「小水力発電」に使えないか、と思っている市民は多いが、みんな指をくわえて待っているだけです。
ドラム缶1個の水が1m下に一秒間で落ち一年間続くと、一般家庭の約2軒分を発電するのです。
空調が、昔はセントラル空調(全館冷暖房)が幅を利かせましたが、現在は複数台分散配置の「部屋別空調」が主流です。
発電も「地産地消」、複数台の発電機を用水路に30m位置きに発電機を沈め、戸別発電も夢ではありません。
今はその「モデル発電」をしようというものです。
是非とも、市民・事業者・行政が協力して、島田市の有力候補地に小さな発電所(発電機を1台と装置を1台置くだけ)を早くつくりたいものです。
がんばろ~!