「小水力発電の事業計画」で事業主体の探索

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(3月28日 火 am)は、島田市の有力企業O社の社長さんを訪問させて頂きました。2月末には、島田市商工事業者さんの集まりの会も訪問させてもらいました。

 

しまだ環境ひろばでは、去る3月9日(木)、静岡県農業水利施設を活用した小水力等利用推進協議会主催の「ZOOMによるオンライン会議 情報連絡会」に参加し、島田川水力発電事業計画(案)」を発表しました。

 

今日の訪問目的は、島田市における「農業用水路を活用した小水力発電への理解と関与を求めるものでした。

 

しまだ環境ひろばは、島田市の環境基本計画の策定に関わり、計画に書いた「市内の豊富な水資源を活用した小水力発電の導入について検討します」に基づいて、「小水力発電ハンドブック」を制作したり、「有力候補地の探索や測量」を率先して実行してきました。

 

この程、島田川うぐいす橋付近の落差」を最有力候補地と定め、関係者の了解の下で測量も完了し、発電量の試算も終えました。

 

問題は採算で一番肝心なことですが、世の中には発電機はいっぱいあり、先ずは事業主体や運営主体を見つけて、具体的な事業計画はそこから再スタートを切るべく、「事業主体候補」を確定することです。

 

しまだ環境ひろば自体が事業主体になる手もありますが、ちょっと荷が重い。現場地域への説明・説得や資金集め(クラウドファンティング)や、完成後の市民環境教育への活用や、現地安全見回り等々、重要任務を担いたい。

 

今日訪問した社長さんの話では、経済界は景気の先行きが不透明な中で、特に中小企業は3重苦(資材の高騰・賃金上昇・価格転嫁ならず)で本当に苦しんでおり、重要なことはわかるが、新事業には中々手が出ないのが現状のようだ。

 

一方で地球温暖化防止対策(カーボンゼロ・再エネの創出・森林保全等)は待ったなしだ。

 

大変なことは重々承知だが、早く事業主体・運営主体を決めて、先ずは成功モデルを作りたいものだ。

 

一号機がうまく行けば、用水路はいっぱいあり「複数分散配置」も可能となる。がんばろ~!