令和2年度「国勢調査」の説明会を聴いて

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今回が最後になると思いますが、3回連続で国勢調査員」を引き受けて、昨日(8月27日 木 夜)、説明会に出席しました。

 

今回の令和2年度国勢調査は、大正9年の第一回調査から数えて21回目に当たり、実施100年の節目を迎えたという。

 

100年の節目に遭遇し、嬉しく思います。

 

昨夜の説明会は、資料が多岐にわたり、説明が飛ぶので初めての人にはわかりづらかったと思う。

 

コロナ禍で、説明は短時間になるので、伝えたいことを選んで、折角資料が万全に整えてあるわけだから、かいつまんだ説明はしないで、要所要所をしっかり読んで伝えた方が良い。

 

今回の国勢調査はコロナ禍で、対面調査を避けて、インターホン越しで用件を伝え、回答はインターネットもしくは郵送を選択させる方式に変りました。

 

心配は以下の2つですが、調査票(紙)でやるがぎり根気よく接触するしかない。

 

 ■ 留守の場合は、メモを多用し、郵便受けに入れ接触を続ける。

 ■ 基本的に面接をしないので、調査票への筆記が困難な高齢者や障がい者さんへの対応

 

コロナ禍で世の中は、デジタルの方向へ大きく変わりました。

 

次回の国勢調査は、マイナンバーやそれに準じた家族構成のデータが整備されますので大きく変わると思います。

 

すなわち、5年間の人の動態変化はありますが、全く変わらない人や家庭も半分はいるのではないか。

 

調査票に、「5年前と変化なし」の欄を加えれば、調査を受ける人も、行政も楽になり経費も大幅に削減されます。

 

10万円の一律給付や、PCR検査等で、オンライイン処理を一次停止して、FAXやペーパーに切り替えた自治体があったという笑い話が実際にありましたが、次回の国勢調査ではもうそんなことはないでしょう。

 

マイナンバーを基点にして、代金決済各種手続きや、人口や世帯の動態データ管理飛躍的に進んでいるものと思います。

 

昨夜の国勢調査の説明会で、過去100年と変わらない膨大な紙による調査方法の実態を聞いて、改めて日本のデータ管理や、一貫処理の遅れを感じました。

 

前述の心配(特に高齢者)、この方々も置いてけぼり(誰ひとり取り残さない=SDGs)を喰わせぬようにしなければなりません。

 

そうしないと、仕組みだけ先行して弱者を作ってしまいます。

 

下地はあるわけだから、一気に追いついてもらいたいものです。