NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今回、3回目の国勢調査員を引き受けて、9月14日(月)から調査票の配布を始めて今日で10日が過ぎた。
全国的に調査員が減少したせいか、経験者への割り当て数が異常に多い。
渡された調査区要図(住宅地図)を抱えて、事前に守備範囲を一周し、一戸建て住宅、アパート・マンション(階数 戸数)、事業所(居住の有無)、小屋・物置(居住の有無)などを確認。
この段階では、まだ居住の有無は分からない。事業所は訪問して居住の有無を確認、小屋・物置は住んでいないかを目視で確認する。
アパート・マンションは住宅会社に、市営住宅は市役所の所轄課に電話して、空き家を確認した。空き家・空き部屋以外の情報は個人情報を理由に教えてくれない。
調査区要図で(住宅地図)居住していると思われる世帯に連番を振りながら世帯番号を確定し、調査世帯一覧表に転記する。
調査区要図と調査世帯一覧表を見ながら、調査票及び諸資料の袋詰めを行う。この時、調査票・返信封筒・インターネット利用ガイドの3つは世帯番号が予め固定されており、袋への入れ間違いが許されないので非常に気を使う。
こうして事前準備を終えて、9月14日から巡回を開始した。
■ 一戸建て住宅 83戸内 空き家1戸(巡回後更に空き家 3戸)
■ アパート 35戸内 空き家1戸(巡回後更に空き家 6戸)
■ 一戸建て市営住宅 19戸内 空き家3戸(巡回後更に空き家 1戸)
■ 計 137戸内 空き家5戸(巡回後更に空き家 10戸)
◆ アパート・市営住宅の不在、居留守に悩まされた。
◆ 幾度か訪問し、困って近所に聞いて初めて更に空き家の有無が分かった。
◆ だんだん狭まって行くが、不在の家にはこの10日間で10数回の訪問になった。
今日(9月23日 水)現在、アパート1戸の居住がどうしても分からない。いくらメモを入れても返事がない。
洗濯ものが干してあるとか、カーテンが掛かっているとか居住は確認できるのだがどうしても返事がない。
恐らく全国の調査員も、最後の数戸で苦戦していることだろう。
国勢調査は、国の様々な政策立案の基礎データになる極めて重要な国の統計である。
調査員は、総務大臣より、期限付き非常勤国家公務員に任命された責任ある役目です。
調査は全数調査であり、調査員は懸命に調査区要図(住宅地図)と調査世帯一覧表と睨めっこしながら、何回も何回も守備範囲を巡回し次第に詰めて行き、最後は一戸の見逃しもなく調査票の配布を終える。
配布して終わりではない。
10月8日からは、調査票の提出有無の確認巡回が始まる。
更に10月16日からは、未提出世帯の調査票回収のため第三回目の巡回が待っています。
10月21日からは、全容を取り纏め、市役所への報告があります。
ほんの一部ですが非協力の国民がいますので、国民への調査協力広報の強化と、アパート・マンション関係の住宅会社の協力も不可欠です。
NHKも民放も、国勢調査ニュースの報道ばかりでなく、調査員への協力の呼びかけも是非お願いしたものだ。
次回5年後は、もう人海戦術はやめて、マイナンバーを前提としたデジタル化で調査員は補完調査くらいで終わる国勢調査にしたいものです。
調査員の皆様 お疲れ様! 頑張ってください。