国勢調査終わるも反省点多し。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(10月21日 水)で、担当した国勢調査の報告を終えて一連の作業を全て終了しました。

 

戸数が多いためか検閲に30分ほどかかりましたが、結果は「完璧です」のお褒めの言葉を貰い苦労が報われた思いです。

 

3回目(5年毎)ということもあるが、割り当てられた戸数は前回の倍の130戸余りで、その中に集合住宅が35戸ほどあり非常に苦労しました。

 

最後まで未回答で残った12戸の内8戸は集合住宅でした。

 

コロナ禍で原則的に面会を許されていなかったが、一回目の訪問でなるべく面会し、調査員の調査項目をキチット聞き出し、調査票を手渡しできた事が最後まで功を奏したと思われます。

 

反省点や意見はいろいろあります。

 

 ■ 調査委員のなり手が少ないとは言え、一人で130戸余りを担当するのは無理があります。

 

 ■ 回答した人のリスト(NET・郵送別確認表)が10月7日と15日に二回アウトプットされ調査員宅に送られて来て、調査員は未回答者を割り出し再訪問となるが、一回目(7日分)のアウトプットは不要と思われる。

  ◆ 国による郵送調査票のインプット作業が遅れて、一回目の未回答者訪問では、「もう出したよ」と返答する人が出てきてトラブル化し、結局再訪問を中止した。

  ◆ 調査は10月1日時点の居住状態で回答することになっているがNET送信は、9月14日から許されている。10月1日時点で変更があった場合NET送信は本人が修正できることが理由か。

  ◆ 郵送回答は、調査票を9月14日に貰って10月1日までは回答が許されておらず、半月保留している間に調査票を紛失した家庭が3戸ほど見受けられた。

  ◆ 二回目の未回答再訪問はスムーズに出来た。

 

 ■ コロナ禍、面会は原則禁止されインターホーン越しとなったが、調査項目(世帯主のフルネーム・住所・家族数(男・女)・NETか郵送かの選択)を確実に聞き取るのは非常に難しい。特に漢字のフルネームを聞き出すのは無理だ。

 

 ■ 水色の大きな通い袋は改善の余地あり。

  ◆ 配布書類を入れて訪問するわけだが、肩にかけたままでは書類の取り出しがしにくい。

  ◆ 下に降ろすと袋が立たずに転んでしまい書類が出しにくい。雨降りで傘を差しながら書類を袋から出すのは非常に大変だ。

  ◆ 書類には特定の住居番号がついており共通ではないので、配布は非常に気を使う。取り出し易いようにしてもらいたい。

  ◆ 袋は用済み後市役所に還元されるが、「国勢調査」という文字が印刷されているので流用に困っているようだ。最後は調査員に還元すべくデザインを変えるべきだ。

 

筆者が担当した回答率は90.2%(内 NET32.8%・郵送57.4%)で、まずまずの成績でした。

 

残り9.8%は、筆者が直接回収したもの2戸(封印調査票)、筆者が聞き取った調査票10戸でした。

 

10戸中、大半は遅れて郵送の予定であり、最終回収率は100%に近い。

 

調査員のなり手が少ない中、今年度も全国で160万人が選抜されたようだが、次回(5年後)はデジタル化で、調査員の大動員は廃止するようにしてもらいたいものだ。