SDGsに一番甘いのが私たち一般国民です。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今、「SDGs」 と 「ESG」 という言葉が、新聞やテレビを始め雑誌や書籍の紙面を賑わせています。

 

SDGsとESGの違いを一口で言えば、SDGsは「企業・個人を含めた世界の全ての人が取り組む課題」であり、ESGは企業が取り組む目標を達成するための手段」である。

 

 ■ SDGs(Sustainable Development Goals)

 

2015年9月 国連加盟193カ国によって採択された「持続可能な開発目標」です。人間、地球および繁栄のための2030年までの行動計画として、17の目標と169のターゲットから構成され、「誰ひとり取り残さない no one will be left behind」ことを誓っています。

 

 ■ ESG (環境 Environment 社会 Social 統治 Governance)

 

企業が配慮すべきステートホルダー(環境・顧客・従業員・ビジネスパートナー・競合他社・地域コミュニティ・株主・投資家)に応えていくための活動である。

  

今、SDGsやESGに背を向ける企業は、世界からそっぽを向けられる時代になってきました。

 

 ■ 環境は経済のコストではなく、競争力の源泉だ。(安倍首相 談)

 ■ ESGに取り組んでいない企業には投資しない。(世界の資産運用機関最大手)

 ■ 化石燃料を使っているというだけでサプライチェーンから外されるリスクがある。(小泉環境大臣 談)

 

企業は大きく変わり始めています。

 

投資家も企業のSDGsへの取組みの積極性を投資の判断基準としています。

 

企業や団体や自治体は確実に頑張っていますが、一番甘いのが、私たち一般国民です。

 

過剰サービスに溺れ、それを直そうとしません。

 

私たちは今、地球が持っているキャパシティの2倍くらいの生活をして、地球を痛めつけています。

 

贅沢や過剰サービスと知りながら、それを直そうとしません。

 

 ■ 紙を「燃えるごみ袋」に入れてみんなで平気で燃やしています。

 ■ 水でビチャビチャの生ごみを排出し、のすごい燃料を費やして平気で燃やしています。

 ■ 海岸や河川には、「プラごみ」がたくさん流れついています。誰かが捨てています。

 ■ 殆ど乗ってもいないコミュニティバスを走らせています。

 

例を上げれば枚挙に暇がありません。

 

私たちの行動を企業も自治体も、国も世界も見ているのです。

 

私たちが変らなければ、国も世界も変わりません。

 

お金は無限ではありません。もっと大事な所に振り向け、有効に使おう。

 

そうすることが、健康な地球を取り戻す唯一の策です。