自主防災会の訓練に思うこと。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(10月4日 日 am)は、中溝自治会 自主防災会主催の「消火訓練」に参加しました。

 

中溝町自主防災会は、5つの係(情報連絡・避難誘導・救出救護・消火・給食給水)の係員を原則として各隣組(69組)に1名配置し、それぞれ年数回の訓練を非常に熱心に開催しています。

 

中溝町自主防災会訓練は、一昨年辺りから、広域避難所への避難訓練という形骸化した訓練から、係別の具体的訓練に大きく舵を切っています。

 

昨日は、その中の「消火訓練」で、69組を1~6ブロックに分けて、3と6ブロックの係員による訓練でした。

 

会場(3ブロック)西会場(6ブロック)に分かれ、それぞれの会場では放水ポンプを東会場は3台、西会場は2台繰り出して、防災指導員の下でエンジンの立ち上げから放水、最後の片づけまで係員が操作をします。

 

余程の災害でない限り、自主防災会の出動はありませんが、大火で一台でも放水ポンプが必要な場合は出動することになります。

 

訓練の目的は、こうした訓練を通じて、隣組の助け合いや絆づくり、また自助・自立を前提に家庭内の予防・減災対策の点検です。

 

筆者は、自主防災会の副本部長を4年間努めていますが、一番の心配事は災害発生時に日頃訓練してきた防災体制が果たして機能するかどうか、避難所の運営はうまく行くかどうか、役員の一番の悩みはここです。

 

そういう意味で、日頃の訓練は隣組の助け合いを基礎とした、もっと具体的に、リアルなものにして行かねばならないことを痛感しています。

 

昨今、早めの避難が呼び掛けられて、避難をする人が増え避難所が不足する事態になっています。

 

中溝町も公会堂が完成し、周辺の住民は公会堂の避難所開設を希望していると思うが、避難所としての利用ルールの整備も必要です。

 

昨日は公会堂の備蓄品(飲料・食料・その他)の棚卸しを訓練終了後行いましたが、備蓄品のあり方(必要品目・数量など)の整備・確立も重要です。

 

自主防災会も未だやることがいっぱいありますが、大きな災害が来ないことを祈る今日この頃です。