世の中には大きな流れがある。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

去る9月25日の日経新聞朝刊 23頁コラム記事「大磯/小磯」に、「人口で見る21世紀の世界」と題して、今世紀中に多極化した世界感が現れる可能性を示唆しています。

 

2019年に国連が発表した世界人口予測は、

 

 ■ 2019年 77億人・2030年 85億人・2050年 97億人・2100年 109億人をピークに下降に転じる。

 

米国ワシントン大学研究者が発表した世界人口予測は、

 

 ■ 2064年に97.3億人とピークを付けて2100年87.0億人まで減少と予測、

 ■ 日本やタイなど20カ国以上の国で人口が50%以上減ると予測。

 ■ 日本の人口は、2100年には5900万人まで落ち込むという。

 

2つの予測が、2100年に21億人も差があるのは、ワシントン大学の予測が、合計特殊出生率想定を低めに見ていることが要因ですが、どちらも今世紀末から人口減を予測しており、多くの国の最優先課題であることを示唆しています。

 

スウェーデンでは国を挙げての人口増対策が功を奏している。

 

世界全体の人口は、ピラミット型からつぼ型に変化し、80歳以上の人口は2017年比6倍の9億人になるという。

 

今、狭い日本の中で地域別に人口の奪い合いが続いていますが、やはりここは国を挙げて出生率の増加と高齢者対策に真剣に取り組むべきだろう。

 

コラム記事「大磯/小磯」は、冒頭で、「世の中にはとうとうとした大きな流れがある。それを見極め、流れに乗って行くことが大事です」オリックスの宮内シニア・チェアマンの言葉を紹介しています。

 

目先も大事ですが、大きな流れを忘れてはならない。