日経新聞「私の履歴書」を読んで感じたこと。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(11月1日 日)から、日経新聞朝刊 最終裏面 私の履歴書「小宮山 宏」さんの回顧録が始まりました。

 

小宮山さんは、東大工学部のご出身で2005年には東大28代総長になられ、その後ヒートポンプ・蓄熱センター理事長を経て「三菱総合研究所理事長」に就任されて今日に至っています。

 

小宮山さんは、地球温暖化防止に傾注し、早くから日本が抱える課題の中で最も大きなものの一つが低炭素社会の実現」であり、そこに至る”切り札”と看做されている技術が「ヒートポンプ」だと強調されていました。

 

しまだ環境ひろばの活動も、地球温暖化防止」は一丁目一番地の活動です。

 

筆者は、現役時代、ヒートポンプ技術を駆使した大型空調機や、給湯器の営業企画を担当して、リタイヤ―後しまだ環境ひろばに入会して今日に至っていますので、小宮山さんの「ヒートポンプ」にかける情熱には感銘を感じてきました。

 

小宮山さんは、これを自ら実践せんと、何と自宅を「小宮山エコハウス」と名付けて必要なエネルギーは自宅で創出し、効率的に消費するシステムを設置してモデルを示しました。

 

 ■ 建物の屋根には再エネの「太陽光発電」を設置し、必要電力の大部分を発電。

 ■ 建物の断熱効果を高め、当時最新式のヒートポンプ式空調機とヒートポンプ式給湯器(エコキュート)やエコカーを導入。

 ■ 当時の換算で、年間光熱費を約8割削減を達成したいう。

 

筆者も、ヒートポンプ空調機、ヒートポンプ給湯器(エコキュート)を採用しています。

 

小宮山さんは、その後も広く日本の「エネルギー基本計画」や「新成長戦略」に関わり、これからも低炭素社会の実現に向けて環境技術や制度づくりに関わって行くものと思われます。

 

昨日から始まった、「小宮山さんの私の履歴書」をしばらくの間読み続けることができることが楽しみです。

 

今、世界では地球温暖化問題は最大の課題であり、炭素社会の実現から炭素社会の実現へ、更に要求は進化しています。

 

そのヒントや解答は、私たちの日々の暮らしの中にあるのです。

 

私たち市民の責任は重い。