紙おむつの再生事業に2社が参戦

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

ユニ・チャームが、「使用済みの紙おむつを新品にする」再生事業を始めるというニュースを過日紹介しました。

 

今年度は先ず都内で試験的に始め、2030年までに全国10ヶ所以上の自治と組んで設備を設置していくという。

 

使用済の紙おむつを破砕し、オゾンで減菌し新品と同等の品質に戻すという設備を設置することになるので、計画から実施まで(地元説明会・土地の確保・着工・事業開始)はかなりの時間がかかると思う。

 

是非島田市でも手を上げてもらいたい。

 

共同事業に参戦するとしたら、市民や事業者の協力で「分別回収システム」を作り市民の賛同も得なければならない。

 

焼却費の削減、CO₂排出量の削減、ひいては地球温暖化防止につながる非常に重要な政策となる。

 

先週、日経新聞朝刊に「おむつ用樹脂再生 日本触媒 22年度までに実証実験」の記事が報じられました。

 

 ■ 化学メーカーの日本触媒など3社は、紙おむつに使う高吸水性樹脂(SAP)を再生し再び紙おむつに使う技術を開発したという。

 ■ 紙おむつを回収し、SAPやパルプ、底面に使われているプラスチックなどに分別、SAPは洗浄・消毒・脱水工程を経て新品同様に再生するという。

 

紙おむつは燃えるごみの数%で、焼却センターのお荷物になっており、高齢化社会の進展で益々増えていく。

 

ユニ・チャームに続いて日本触媒が参入してきたことは朗報である。

 

是非共、世界のモデルになるような再生システムを作ってもらいたい。

 

両社共、提携自治体を模索している。

 

是非地元自治が手を上げてもらいたい。