順調に進む「使用済み紙おむつの再生技術」

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(5月13日 木)、BS7チャンネル 午後9:00の「プラス9 高齢化と紙おむつリサイクル」を興味深く見ました。

 

番組は、各自治体が回収し焼却している「燃えるごみ袋」には、約5%の「使用済紙おむつ」が含まれ、焼却処理に苦労している(湿っている)紹介から始まりました。

 

番組は、ユニ・チャーム(株)と、鹿児島県 志布志市が提携して2016年から開始した「世界初!使用済紙おむつの分別回収と、パルプを再生して新品の紙おむつに再生する再資源化技術の実証実験の様子を詳しく紹介しました。

 

番組では、「使用済の紙おむつからパルプを取り出し再生する心臓部」は見せませんでしたが、ユニ・チャームでは来春(2022年)には発売を予定しているとのこと。

 

更に、高原豪久社長は、品質は再生品の方が高いかも、価格は再生品も同じ価格を予定していると語りました。

 

環境改善に大きく貢献するもので、分別回収に手を挙げた、「鹿児島県 志布志市敬意を表したい。

 

同じ様な技術で、化学メーカーの日本触媒も、「紙おむつに使う高吸水性樹脂を再生し、再び紙おむつに使う技術」を開発したと発表しています。

 

関係業界が切磋琢磨して、高技術を確立してもらい早く普及させてほしい。

 

いずれにしても、分別回収と、再生技術の融合で生まれるものであり、行政の協力無くしてできません。

 

定量の回収を要するので、自治体とメーカーの提携が全国的に進むものと思います。

 

焼却に多額の燃料を使っている自治体はチャンス!

 

再生工場は、近代的なものになると思うので、島田市も是非手を挙げてもらいたい。